yzb’s diary

仕事と禅と病気(ガンサバイバーです)

板橋禅師による息身佛(そくしんぶつ)

本屋でなにげに手にとって読んだらこれはかなり勉強になると思い購入。おおよその内容は以下
- 息に注力せよ。息をすることは生きること
- 今、ここに集中せよ
- 言葉であれこれ考えない(言葉は言刃)
- 欲求は生きるためであたりまえ。でも欲望にするな
- 平常心とは何も感じないのではない。あるがままの自分のこと
- 初心を貫徹せよ

特に、禅の到達点として平常心というのがあり、これは、喜怒哀楽を強く感じない事なんだろうと思ってましたが、どうやらそうではなくて、生きてるからには喜怒哀楽や欲求を感じるのが当たり前で、感じたままに受け入れるのが大事であり、言葉であれこれこねくり回して、おかしくするなということのようでした。これは勉強になりました。無我の境地とは、枯山水のようなものかと思っていたので。。

また、言葉は言刃であり、言語的な能力であれこれ概念を操作することで、えてしておかしくなってしまうというのはまさにその通りと思えて、考えすぎるとか、過去を何度も振り返って落ち込むとかまぁそういう事にならないように注意しなくてはとも思いました。

平易な言葉で書かれているのですが、自分にとっては非常に勉強になる本でした。

■ご参考サイト

http://www.gotanjouji.com/nichiyou.html 御誕生寺
板橋興宗禅師が住職をされているお寺