yzb’s diary

仕事と禅と病気(ガンサバイバーです)

お茶会でお点前

会社の文化祭のような催しがあり、大寄せのお茶会でお点前をさせていただいた。お薄の棚の点前は日頃何回も練習してるのだけどいざお客様の前で点前をすると緊張する。特に、茶筅通しとか普段特別に意識せずに手が勝手に動く自動運転でやっている細かい手順が不安になってくる。実際、おしまいの点前で茶筅を上げるのを飛ばしてしまった。精進が足りず、どんな局面でも動じないレベルまで達していないということですね。

大寄せのお茶会で点前をしていると、お客さんの話し声が非常に気になる。一般向けの気楽なお茶会なので自由に会話してもらうのは全くマナー違反ではないのだけど修行が足りない自分は話の内容に引っ張られそうになる。それほどよく聞こえてくる。点前に集中していないからとも言えるし、坐禅してたら音に非常に敏感になる経験をするけど、そういうのと同じことなのかもとも思える。

自分の点前の順番が終わってお茶の先生に挨拶に行って、茶筅通しで手順を抜かしてしまった事をお詫びしたら、「落ち着いてお点前できていましたよ」と意見を貰った。お茶の心境を点前を通して表現するというのが自分なりの目標だったのだけど、お茶会に参加された方に身体表現で伝わった*1だろうか。。

まぁそんなこんなで今年も終わろうとしている。来年はどんなお茶の学びとなるのだろうか。。引き続きお薄のお点前を習いたいとは思うけど。。

*1:お客様の潜在意識に伝わればそれでも良し