yzb’s diary

仕事と禅と病気(ガンサバイバーです)

長かったプロジェクトの終わり

何年と進めてきたプロジェクトが5/31をもって終わった。残念ながら課題が残って今も対策中だけど、終わるのは終わった。
思えば非常に長くかかってしまい当初計画から1年も延びたことになるのではないか。自分の管理能力の欠如もあるし、そもそもそれだけ大変だったことを最初に見抜けていなかったということかもしれない。器の小さい自分にはかなり大変*1で、何度か心折れそうになったがまぁ最後まで来れた*2。朝、右左右左と歩みを心で唱えながら、自分の呼吸を意識しながら、自分に微笑みながらなんとかテクを弄して出社した日々。。会社に植わってる桜の緑に元気をもらって背中を押してもらった、、そんな日々も一旦元に戻る。。残課題やまた新しいテーマがあるだろうから、0にリセットされるのではなくて、通常に戻るということ。
一通りの経験を済ましているべきはずの40後半のかなりオヤジなのだが、人生経験の不足、あるいは鍛錬の不足から、出くわす課題はどれも辛かった。。でも仕事のつらさを通して、自分はなぜ生きていて、価値とは何で、これからの人生をどう生きなくてはいけないのか考えることはできた。もし気楽なだけの日々を送っていたら、浅い思考で、目の前の欲望や小さなコダワリで誤った怒りや不満をブクブクと心のなかで育ててしまっていただろうと思う。「艱難汝を玉にす」というやつだ。磨かれて玉になったなんて到底思わないが、これから死ぬまでの人生の目指す方向は多少は見えた*3
次になすべきは、それに向かって進むこと。自分なりのビジョンが正しいか検証すること、それを実現できるようにボチボチ心を修練すること、そして頭で理解したつもりにならず、現場に身を置く事。。生まれてきたからにはいつかは死ぬのだから、、どうせなら良く生きて死にたいですね。。

*1:それでも会社生活の一番の辛い時期(半導体時代)に比べると実はそれほどではないのだが

*2:プロジェクトの皆様thanks!

*3:one for me, one for others (そんな英語ないな。。;-p