yzb’s diary

仕事と禅と病気(ガンサバイバーです)

歯科医院での気づき

できたら歯はそこそこ普通にあってほしいと思ってるので定期健診なんかには行っています(今は3ヶ月おき)。でもやっぱり虫歯はできてしまい、今日も治療した。それほど奥の歯ではなかったので、先生も自分も大変ではなかった。久しぶりの治療で、口を開けたままにするとか、唾を飲み込んではいけないとか、やってはいけないことを守りながら横になっているのは強迫神経症気味の自分にはちと辛い。特に「○○しないでくださいね」を言われると、よけいにそれをやりそうになるし、口とか喉もムズムズしてきて先生に迷惑かける行動に出そうな自分が辛くなる。

そんな状態で横になっていると、自分は自分であって自分でないというか、そもそも自分をコントロールなんてできないんだよというか、そんな感覚になってくる。あれをこうしてあれを買ってとか、自分で勝手に計画やら決めごとを作って、その通りに行かないと怒り出したりいらいらするのは大間違い。。いわゆる自分を投げ捨てろというやつでしょうか。修行だといろんな活動(カリキュラムとでも言いましょうか)を通してそういう気づきに正しく至るのだろうけど。。。

でも自分を投げ捨てたとして、捨てた後は何を手がかりとして生きるのだろうか??

■追記(121017)
ティク・ナット・ハン氏によると呼吸に意識せよというのがありまして、、まずは自分の呼吸に意識を集中することで、ここの落ち着きを得ると共に、生きてることを実感せよとある*1。日本の禅でよく言われる投げ捨てるという考え方は本当にありなのか??  
仕事に押しつぶさそうになった時、ティク・ナット・ハン氏の「仏の教え ビーイング・ピース」には本当に救われました。微笑んで自分の呼吸に意識を集中せよというそれだけのことなんですが、、それは自分を救ってくれます。

*1:ブッダの<呼吸>の瞑想」(野草社)より