歩く時は歩く事に徹する。あれこれ後先の事を考えない。歩く時にあれこれ思い煩ったりしない。右左右左と心の中でつぶやきながら歩く。ていねいな呼吸を意識して歩く。歩くという行為、今歩いているということに全神経を集中する。普段はあれこれ考えながら、ながらで歩いてるから気にならないけど、足を運ぶことに気づくと、一体何千歩歩けば家にたどり着けるのだ？？と一瞬途方にくれる。だけどそれが大事。退屈に苛まれながら、単純な行為に対して途方に暮れながら、それでも心を今、ここ、にとどめておき、どこかに持っていくことをせず、あれこれ空想せず、歩く事に集中する。一歩一歩意識して足を運ぶ。歩きながら意識して呼吸する。その中で、どんな事に自分は気づくか？よく観察する。今この時間を味わう。あれこれ別の事で頭を埋め尽くさない。
今、ここに徹してどっぷり浸る。浸ることで今ここを泳ぎ回る自由を得る。
今、ここ、に徹するということは、食事でもそうだし仕事でも同じ。今まさにやっている事に全神経を集中する。仕事がいろいろ大変で辛くても、その辛さにどっぷり浸る。浸る事で今、ここの辛さをとことん味わい尽くす。味わい尽くすと多分良さも見えてくる。。多分。。よく分からないけど。。多分そういうことだろうと思う。辛いときは今をよく覚えておき、今度楽になったときにパッカリと箍（たが）をはずさないようにする。次の苦労に向けて備えるようにする。
