yzb’s diary

仕事と禅と病気(ガンサバイバーです)

満足志向の生き方の問題点

これまで、何か目的や目標を決めて、あるいは何か興味の湧く物を見つけ、それに向かって進んで、達成か、あるいは、結構いい線に行ったら満足して満ち足りていた。で、また何か新しい目的を見つけてそれに向かって取り組んで、満足する、、そんなスタイルで生きてきた。
何かで満足することをめざした生き方って目的志向とも解釈できるので、時代にあった褒められる生き方なのかもしれない。。が、なぜ目的や目標を決めてそれに向かって進むのか?というと自分が満足したいから、、満足して自分を喜ばせたいから。。俺いけてると満足したいから。。最初のうちは喜んでいるが、そのうち達成した喜びも薄まって、また喜びというか満足が欲しいから次の目的を決めてそれに取り組む。。
確かに上昇志向で、発展するので良いのかもしれないが、より強い喜びを得るためによりややこしい、難易度の高い目標を設定する。。でも喜びはしばらくすると消えてゆき、また喜びが欲しくなる。。刺激と言う意味では、しばらくの間満足しているが、もっと、もっととエスカレートするのではないか。。

満足を得るために努力をするってのはしょせん、自分の欲望を満足させるためではないか?目的が達成されるまでは、あたふたといろんなものを犠牲にして駆けずり回り、いざ達成して満足すると次に向かって走り始める。。そんな生き方に今という時間、今を満足するという事はできるのだろうか??欲望の裏返しの満足志向を捨てて、今、ここ、今の自分、ありのままの自分を感じる事、置かれた状況を味わう事が一番大事なのでは?と思うに至った。。

たとえば旅行に行くとする。目的達成することを第一優先に、早く現地に付きたいと道中すっ飛ばして、現地に着いて、見て回りたい所を足早に回って、目的のお土産をGETする、、旅の終わりは明日から会社かと明日を想像してブルーになる。。

あるいは逆に、道中もまた、今移動の途中と、道中自体を味わえるかどうか。。

今を味わうとは、おかれた状況に浸って味わうということ。。それは結果でもいいし、過程でもいい。。 今を感じて味わえないと、終わった時に何ものこらないのではないか??