yzb’s diary

仕事と禅と病気(ガンサバイバーです)

月釜に参加、酬恩庵一休寺@京田辺

お茶会の機会があれば極力参加しようと考えています。一休寺は家からも近い(JR1本)ので、一見さんで行ってみました。
境内のずっと奥に茶室があります。お寺の月釜の礼儀としてまずは本堂に参拝すべしとのことで、一休さんをまつられた本堂*1にお参りを済ませました。前回はたまたまタイミングが良かったのか、ほとんど待たずに席に入れましたが、今回は、前の回が始まったばかりのせいか、かなり待ちました(お茶会に参加している時間はあっという間なのに、待つ時間がこんなに長いというのが、いろいろ気づかされますね。。)。待っている間、白湯(梅昆布茶?)を出してもらえるのですが、運んでくださった方の作法や気遣いがありがたいです。席入り?が近づくとお琴の演奏があります。

で、、、「用意ができましたのでどうぞ」的なお声がかかり、茶室に向かうのですが、なぜか皆さん我先にと行かれるので、はぁそうなんですかねーと思いながら最後を歩いていました。。すると、、上座の3席ぐらいだけぽっかりと空いていました。これはまずいと思って、3席の一番下座に座りました。が、、その後入られた方(実はかなり偉いお茶の先生)から、「詰めて詰めて」と言われて、「自分何もわかりませんから!」と言ったけど、「説明するからOK」的なフォローがあって、断り続けるのも興ざめかと思って、無謀にもお正客の席に座りました。これが後々まぁエライ事というか、何もしないお正客となっていろいろご迷惑をおかけする事に。。

今回のお茶会は炉開きも兼ねているとのことでした。自分はまぁ無茶でもお正客だったので、お点前のお茶を頂けて、お茶碗は黒楽でした。楽の印がお茶碗の横(胴と言うのでしょうか)に付いていて、ちょっと珍しいなと思いました(何もしない置物状態だったので、ご亭主には質問しませんでした)。
お隣の方は、三島だったか萬古焼きだったかちょっと分からなくなったのですが、こちらのお茶碗は凄かったです。地肌というかそういったのが。。これはパワーのあるお茶碗だった。総じてどのお道具も上等なようで、棗もお茶杓もそれぞれ銘のついた上等な品々のようでした。自分は詳しくは分かりません。

というわけで、、今回は無謀にもお正客に座ってしまいエライことになりました*2。我先にという流れにはしっかり乗るべきと痛感しました。残念ながら、お道具とか目録で書いていただいていたのを書き留めておらず、あのお茶碗の銘とか分かりません。まぁ目には焼きつきましたけど。。

参加された大半の方は、会に入っておられる方々のようで、自分のような一見さんの場合は、拝観料500円と、お茶会費(臨時参加費?)1000円がかかります。本堂には枯山水もあっていいお庭でございました。

■ご参考Webサイト
http://www.ikkyuji.org/index.html 酬恩庵一休寺

*1:正しくは方丈だったようです

*2:よめはんからは「素人のくせに調子に乗ってお茶会とか行くからや」と言われた