yzb’s diary

仕事と禅と病気(ガンサバイバーです)

陽松庵(ようしょうあん)の坐禅会に参加

自分の家の近くには慈眼寺(野崎観音さま)があり、毎週坐禅会が開かれているのですが、いつも一杯で、かなり昔に数回参禅したきりで最近は全然お参りしていませんでした。来月お茶会があり順番でお点前をすることになっており、心を整えるという意味もあり、今回は池田にある坐禅道場の陽松庵に参禅しました。
自分は車を持ってないので、阪急の池田駅からバスに乗って東山のバス停で降りて歩いてお寺まで行きました。左はお寺への参道です。東山のバス停から徒歩で10分ぐらいです。でも、、お寺への案内とかほとんどなく、結構迷いそうになり、スマフォのGPSに頼って歩きました。。

陽松庵の本堂。斜めからのアングルですみません。参考URLに貼り付けた参禅レポートの方がよっぽど参考になりますね。。

最初の参禅だったので、早めにお伺いして、座り方や、入堂?の作法等を一通り教えていただきました。陽松庵では30分の坐禅が2回行われており、1回目の坐禅が終わったら経行を行い、2回目の坐禅が始まります。
いつもは家で我流で坐っていますが、一人で坐っていると緊張感なくだらけて、大抵は眠くなって寝てしまいます。でもこの日は多くの方と坐禅堂で坐ることができ、集中して坐禅を経験することができました。特に、他の方々と一緒に参禅できることが非常に有難く感じられました。ただ、、普段使っている自分の坐布よりも道場の坐布は中綿が柔らかくすこし高さが低いので1回目の坐禅で半跏趺坐で坐っていると腰が痛くなりました。2回目の坐禅では足がしびれてもいいので腰が痛いのを避けるため、無理して結跏趺坐で坐りました*1。今回の坐禅を通して、自分の心の「太さ」を感じました。変な表現ですが、、「太さ」あるいは「重さ」。自分の気持ちなんで拘るべきではないとかなんとか普段自分にいい聞かせているけど、心の太さというか、存在感というか、そんな心の存在感、重さを認識しました。無の境地とか三昧の境地なんてまだまだずっと先です。(ちなみに、、警策の受け方も教えていただきましたけど、大きい音が響いてかなり痛そうだったので、警策は受けませんでした。)
坐禅が終わると本堂でお経をあげて、掃除等の作務を行います。どこをどのように掃除したらいいのか分からず、他の方に指導を受けながら少し掃除しました。掃除は素足で行うのですが、普段素足にはならないので、めちゃくちゃ冷えました。最後は参禅した方々と一緒に、お茶を頂きながら禅師*2のお話を聞かせていただきました。
今回の参禅では長く続けておられる諸先輩方からいろいろ話しかけていただき、暖かく、また、有難い時間を過ごすことができました。そういった暖かい心遣いを受けることができたので、この気持ちを次のお茶会にて、参加していただく皆さんに自分の点前やお運びの所作を通じて、少しでも伝えられたらと思うのでした。

参禅はただただ有難い時間であり、また、皆さんに暖かく迎えていただきました。そして、、11月だけど素足が寒くて冷えました。。坐禅会は毎週開催されており、自分は月一でも無理ですけど、また機会を作って参禅したいと思います。

■追記(20141129)
心の太さとか重さとか大げさなこと書いているけど、心配事とか悩み事でドシーンとなってる時にも心の重さを感じる。坐禅で気づいたのではなく、普段でも自分で分かっていることでは?と思えた。違うのは、、しんどくて重さに気づくか、しんどくない状態で重さに気づくかだけ。坐禅してる時は無色透明な状態の心だけど、でもやっぱり重さがあるというか。。いろいろ書いてるけど、ありがたい気持ち一杯で坐っていたのは事実。。

■ご参考URL
曹洞宗近畿管区教化センター
参禅体験レポート北摂名刹坐禅道場 陽 松 庵(ようしょうあん)
http://www.soto-kinki.net/zazen/report/yoshoan.php
お寺ナビ 少林山 陽松庵 (Google Map付いてます)
http://www.soto-kinki.net/teranavi/detail.php?id=3-068

阪急路線バス(池田駅乗り場案内(西乗り場から出発するバスに乗ります))
https://bus.hankyu.co.jp/rosen/0039.html
阪急バス路線図
http://bus.hankyu.co.jp/rosen4/fusio.html
バスで行かれる場合は、西乗り場(4番乗り場)から出るバスに乗ってください。4番乗り場から出るバスはほとんど東山のバス停を通るようですが、間違うといけないので運転手さんに確認してください。路線図を見る限り、下記の経路が止まるようです。
[133],[139] 伏尾台4丁目(木部→吉田橋経由)
[131] 伏尾台4(木部→吉田橋→久安寺経由)
[26],[136] 牧・希望ヶ丘4丁目(木部→吉田橋→久安寺経由)

*1:元々腰痛持ちなので、今も腰が重いです

*2:90歳だそうです。まだまだお元気で、恰幅のいい、器の大きな禅師です。変な形容ですみません。普段技術文書しか書いておらず、こういう分野のボキャブラリーが全くない事に気づきました