yzb’s diary

仕事と禅と病気(ガンサバイバーです)

心と体を一体化させて心を安定化させる

昨日の出来事を悔んだり、明日の仕事の事を心配している時は、「今、ここ、自分」、の状態から遊離して、頭だけが勝手に想像の世界に入ってしまっている。そして、想像の世界では、現実の物理現象に縛られることなく自由に拡大解釈がなされるため、悔やみ、腹立ち、心配はいくらでも増幅してしまう。心配が心配を呼んでしまい、雪だるま式に膨れ上がる。。と書くと言いすぎか。。
とにかく、想像世界で心配を始めると心配の膨張に対して歯止めが効かない。想像の世界で心配しているからいくらでも拡大化してしまう。

こんな風に頭だけに仕事をさせるとろくなことが起きない。当たり前だけど、人は、心と体でできている。心だけ、体だけ、いずれかが一方が肥大化した状態はバランスの取れた健康な状態とは言えない。普通の人は、頭でっかちになって心が肥大化していると思う。自分も心が肥大するパターンで、明日の仕事で起きるかもしれない心配事を想像して不安な気持ちがどんどん膨らんで、本来優先されるべき、「今、ここ、自分」が想像よって生み出された心配な気持ちに侵食され、今が辛くなって、今を楽しめず、ないがしろにしてしまっている。

そんな時は、心と体を一体化させ、心を物理現象に縛ることでリアルな「今、ここ、自分」に戻ることができる。どうやるったら一体化できるか??ヨガとか坐禅をすればいいのだけど、いつもそんなことやってる時間ないという場合は、まず呼吸に意識を向ける。息を吸うことで膨らむ胸や肩、息を吐くことで縮む胸、下がる肩、呼吸により体が膨らんだり縮むことをよく味わう。ふくらんでいる、縮んでいる、と自分で自分の状態を実況中継する。そうやって自分の呼吸に意識を向けられたら、今度は手のひらや足の裏がどうなっているかを味わう。立っている時は、自分の体重が足の裏にどんな風に重心がかかっているか、足の裏の感触を味わい、膝にどう重さがかかっているか、腰はどうか、背中はまっすくだろうか、、と段々と意識を足の裏から上へ上へと上げてゆく。そして、手のひらはどうか、何かをつかんでいるか、それとも、自由になっているか、手をこすってみたりして手のひらの感触を味わう。そんな風に意識を手のひらや足の指先まで隅々まで行き渡らせられると、心と体が一体化できる(と自分は思っている)。歩く時、呼吸に合わせて、膨らんでいる、膨らんでいる、、縮んでいる、縮んでいる、、と呼吸の状態を中継したり、歩く足に合わせて、右・左・右・左と中継したりしても、同じように意識を体に向けることができる。

これまでは日曜日の夜とか、会社への通勤時、仕事の心配事についてあれこれ気にもみながら出社していたんだけど、「会社の心配事は会社でない今は考える時ではない」と自分に言って、体の動きを実況中継したり、足の裏の感触を味わったりして、体と心を一体化させる取り組みをしながら会社に行くようにしています。また、仕事中も、部屋の移動中や昼食に向かう時等、時間があれば、心を体に向けるようにしてます。そうすることで、心と体が一体化し、想像による心配等で一杯一杯だった心が、すこしずつ、「今、ここ、自分」に戻る時間が増え、少しずつ余裕ができるようになりました。

もしよければ上記を参考にして、「今、ここ、自分」に戻る時間を作ってみてください。言ってる事は結局マンドフルネスと同じなのかもしれません。同じだろうが何だろうが、とにかく、手段を選ばず、なりふり構わず、仕事で自分が潰れないことが一番大事。

■追記

もし明日の仕事が心配になって、今の時間に侵食してきたら、上記の方法で心を体につなぎとめる。すると、気持ちが、「今、ここ、自分」に戻ってきて、想像による不安から、現実に戻ることができる。明日の仕事を今心配してもしょうがない。むしろ、明日の心配は放っておいて、「今、ここ、自分」に100%集中して、今を楽しみ味わい尽くす方がいい結果になる。。はず。。多分。

■追記

いろいろ策を講じたが、なかなかブルーマンデーには勝てない。どうしても心が重い時は洋式のトイレに入って坐禅をしています。5分程度、呼吸を整えながら坐ると心が自分に戻ってくる。

あれこれ気になって気持ちが発散するときは、呼吸を意識しながら、心を自分の体の中(お腹)に戻すように意識する。