yzb’s diary

仕事と禅と病気(ガンサバイバーです)

精神を保護するための仕事の捉え方

働いて30年、仕事がずっとしんどかった。自分の精神を保つための考え方を作った。以下は自分の精神を守るための、方策・方便・思考実験なので、会社で正直に言うと多分怒られます。自分を責めてしまって仕事がしんどい人はご参考にどうぞ。

精神を守るための方策

  • 仕事がうまくいかない、スケジュールが遅延した、伝達ミスがあった、判断ミスがあった、etcであっても、自分の存在価値は全く変わらない。仕事で何があっても自分の価値は変わらない*1
  • 今の仕事は自分にしかできない仕事、自分は選ばれてこの仕事に就いている。自分が最適だと判断され任されてこの仕事に携わっている
  • 仕事で発生する課題を解決するために自分は今の仕事に就いている。課題を解決することが自分の仕事。それは自分にしかできない。
  • 仕事で発生する問題や課題は自分のせいではない。仕事の課題は自分のせいで生じたのではなく、元から埋まっていたもの。それをたまたま自分が見つけただけ。課題は自分に課題解決してもらうためにやってきた(ようこそ課題君!とお茶でも出して迎えてあげよう)。
  • 問題が発生しても自分を責める必要はない。繰り返さないための反省、改善は必要だが、落ち込んだり凹む必要はない。凹むことは望まれていない。
  • 仕事やプロジェクトは自分に心配されるのを望んでいない。問題を早く見つけてそれに取り組むことが重要。心配してしんどくなってもパフォーマンスが落ちるだけ
  • 心配してしんどくなってパフォーマンスが落ちるのが一番の問題。辛すぎて動けなくなるのはもっとまずい(会社にとって、自分にとって)。仕事上の問題があったとしても自分を責めたり心配しても上司からは分からないし評価もされない。だったら、反省するフリ、考えているフリだけして、自分の価値はいつも満点、俺って最高、問題があってもどうにかなるさ、と思っておく方が、会社・上司・仕事・自分、全てが丸く収まる。
  • 仕事は生きるための手段。仕事するために生きてるのでない。仕事の問題等でしんどくなったり生きるのが辛いぐらいなら、精神を保つため仕事を変えた方がいい*2
  • 立っていればどうになかる。立っている自分、呼吸する自分、自分の体に気持ちを集中する。


補足
今54だが、自分はエンジニアとして某メーカで30年ぐらい働いてきた(あと5年ぐらいは働かないといけない)。(周りからの自分への評価はおいといて)技術的な壁はあまり感じることはなかったが、仕事を進めるなかで発生する課題、計画遅延、ビジネスパートナーとの関係(人間関係)で悩む事が多く、仕事がしんどい時が多かった。
開発最前線から離れてサーバの運用設計等のちょっと楽な仕事だったが、仕事が少しシフトして、10年ぶりぐらいにソフト開発バリバリの仕事に就いてかなり辛い。昔は開発業務での辛さがふつうだったが、久しぶりにそういう職種についてまた辛い。しかも齢とっていて、ストレス耐性も下がっているような。。そんな中、自分の精神安定を保つため上記の考え方方策を作り出した。開発業務後半、上記の考え方で仕事をするとかなり気持ちが楽になった。やってるフリして結構投げやりに仕事やってます。

*1:人は誰も生まれてきて今ここに存在するだけで満点の価値を持っている。さらに言うと、自分の価値を疑って、自分の価値にこだわる事がすでにちょっと病気

*2:いきなり会社をやめると次が大変なのでまずは会社の中で別の仕事を探すのがよろしいかと