- 作者: 森毅
- 出版社/メーカー: イーストプレス
- 発売日: 2005/05
- メディア: 単行本
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人生を4つの区間に区切って、それぞれの区間をどう生きたらいいのか?を森さん的に解説した本。人生を4つに分けるといえば、四住期を思わせますが。。
忘れないように、この本のなかで一番共感できた段落を引用
「第二の人生 仕事をもっと楽しもう」P114
それぞれの人間が自己を確立し、主体と主体が言葉を交わして、それによって人間のきずなができる などというのは、近代の幻想ではないか。
人間と人間の間には、隙間がある。これは他人の定義みないなもので、親子であれ夫婦であれ、別の人格だから隙間があるのは当然だ。隙間があるから、その隙間に生えるカビ*1みたいなものが言葉であって、言葉を食べるから自分が育つと考えた方がいい。
確かに、個人、個性、パーソナリティ等と言ってるが、性格や個性なんて、人間の本性(一番根っこの部分、(誤解もあるかもしれないが仏性とも言えるのか))と比べると薄皮一枚という気がしている。大事にしたい個性なんて、本当にあるのか実に疑わしいと思っている。(自分自身の実感としてではなく、いろんな本を読んでるうちに多分そうなんだろうな。。という解釈ですが)