yzb’s diary

仕事と禅と病気(ガンサバイバーです)

「いまを楽しむ人生論」人は、4回生まれ変わる 森毅著

いまを楽しむ人生論―人は、4回生まれ変わる

いまを楽しむ人生論―人は、4回生まれ変わる

人生を4つの区間に区切って、それぞれの区間をどう生きたらいいのか?を森さん的に解説した本。人生を4つに分けるといえば、四住期を思わせますが。。

忘れないように、この本のなかで一番共感できた段落を引用
「第二の人生 仕事をもっと楽しもう」P114 

それぞれの人間が自己を確立し、主体と主体が言葉を交わして、それによって人間のきずなができる などというのは、近代の幻想ではないか。

人間と人間の間には、隙間がある。これは他人の定義みないなもので、親子であれ夫婦であれ、別の人格だから隙間があるのは当然だ。隙間があるから、その隙間に生えるカビ*1みたいなものが言葉であって、言葉を食べるから自分が育つと考えた方がいい。

確かに、個人、個性、パーソナリティ等と言ってるが、性格や個性なんて、人間の本性(一番根っこの部分、(誤解もあるかもしれないが仏性とも言えるのか))と比べると薄皮一枚という気がしている。大事にしたい個性なんて、本当にあるのか実に疑わしいと思っている。(自分自身の実感としてではなく、いろんな本を読んでるうちに多分そうなんだろうな。。という解釈ですが)

*1:引用するといきなりカビと出てきて意味わからないかもしれませんが、栄養と解釈ください。その前に、キクイムシがカビを栄養に食べている話を受けてこの章が来てるので