yzb’s diary

仕事と禅と病気(ガンサバイバーです)

最近読んでいる禅と仏教の本

ただ坐る 生きる自信が湧く 一日15分坐禅 (光文社新書)

ただ坐る 生きる自信が湧く 一日15分坐禅 (光文社新書)

ネルケ無方禅師による、坐禅の本。ネルケ氏はドイツ人で理屈っぽい人なので、禅に出会ってから、なぜ?なぜ?といろんな疑問を持ちそれをどう解釈するに至ったか?が書かれていて読んでいる自分も理解が深まります。特に、「目的を持って坐るのではだめ、坐っても何もない」とよく偉い禅師が発言されるのを本で読みますが、なぜ意味ないことをやるのか??とずっと疑問に思っていましたが、この本ではその理由が解説されています。
ただまぁ自分にとっては禅って今の世界観を表裏ひっくり返すぐらいのインパクトがあってそんな地殻変動が自分の中もし少しでも起きたら自我の境界線が怪しい自分にとって、頭の中は大混乱しそうと思われ、ネルケ氏がコメントしているようにちゃんとした師匠について禅を学ぶべきというのはその通りと思えます。

ブッダの〈呼吸〉の瞑想

ブッダの〈呼吸〉の瞑想

ティック・ナット・ハン禅師による呼吸の本。今は欧州で活躍しておられるそうですが、もともとはベトナム出身の禅の師匠。
同じ禅の本ですが、ティック・ナット・ハン禅師の教えは穏やかな内容で、呼吸をしている自分に気づく、自分の体に気づく、今ここに生きるというものです。自分としてはティック・ナット・ハン禅師の教えの方が、今の自分の生活の延長線として改善されてゆく自分があるのではと思えた。会社への通勤時等、呼吸に気持ちを起きながら、一歩一歩、歩くのでした。