yzb’s diary

仕事と禅と病気(ガンサバイバーです)

体の動かし方の本「身のこなしのメソッド」

身のこなしのメソッド―自然身法

身のこなしのメソッド―自然身法

歩き方、坐り方、立ち方、呼吸のしかたを解説した本。著者はいろんな拳法や合気道、気功術等を習得されたのち、普段の生活の中で動きこそが修業(?一番大事な基本動作)だという結論に到達して書かれた本。自分は茶道を齧っているけど、体を動かすという観点から、坐りかた、立ち振る舞いはどうあるべきか?とも考えていて、参考になると思ったので購入。後半の「気功の章や気を練る」というところは理解を超えていますが、それ以外は納得して読んでいます。

著者がまとめの章で、「行住坐臥とは、本来、命のうごめきです。その動きにゆだね、まかせることが大切。動きに心を込めるとは、自分のからだの奥にある命の動きを見つめること」という記述があり、これはお茶のお稽古で言われることと同じだと痛感。すなわち、お茶の練習で立ち振る舞いを厳しく言われますが、自分の動きを通じて心を研ぎ澄ます、また、自分の心のありよう(お客様をもてなす心)を、お点前を通じて表現するということなのだと理解しました。(頭で理解するだけでなく、本に書かれたエクササイズをやらねば)