yzb’s diary

仕事と禅と病気(ガンサバイバーです)

前立腺の生検

前から前立腺のマーカー(PSA)の値が高めで半年に一度近所の病院で検査してもらっていた。PSAの値が単純増加するので、かかりつけのお医者さんに一度生検を受けた方がいいと言われ紹介状をもらって大病院?で生検を受けた。
検査は1時間ぐらいで終わるのだけど、種々の準備、麻酔、サンプル取得(生検)、その後の経過(合併症の確認)を見るため病院に入院しての検査であった。病院に入院するのって、幼稚園の時(逆さまつげで手術したらしい詳細は忘れた)以来で、手術室に入るのもその時以来なかった。手術(組織をサンプルする検査)後の経過は良好だったので、予定通り2日で退院した。
検査結果は1週間ぐらい経たないと分からないけど、入院してみると、健康のありがたみを痛感するし、他に入院しておられる方のご苦労もさぞかしと思う。が、、反面、自分は本当に治そうと必死なのだろうか??淡々と生きてるだけでは??とも思うのでした。。死を見つめて生きているか??−>当然そんな風には生きておらず、薄っぺらく生きている。しかもありがたみも分からず漠然とした不満感と共に投げやり気味に生きている(ごくまれに生きてる実感もあるけど、大半の時間はぼーっと時を過ごしている)。しかし、、充実した人生って一体何だろうか?? オリンピックに出られる程日々努力が必要か?

■追記:生検の結果(20160826)
生検の結果、やはりがん細胞が見つかった。まだそれほど悪性ではないとのことで、ひとまず今後の治療方針を決めるため、CTを撮ったり、転移していないか、骨の方も調べるとのこと。なんで自分が??というのもあるけど、早く知っておけば手も早く打てるし、まぁ前立腺癌はそれほどたちの悪い癌ではないので、うまく折り合いを付けられたらとも思う。毎日の生活には何も変わらない(治療を始めるといろいろ副作用も出るかもしれませんが)ので、日々のQOLを高めるようにすればいいのではとも思うのでした。

もう53(54?)で、十分生きましたという実感とそれほど悪性ではないというお医者さんのコメントで、告知されても慌てることもないけど、その一方で、ちと投げやり気味になったりもする。人生の大先輩(というと失礼か)であるところの酒井様の本を読んでみたりする。

この世に命を授かりもうして

この世に命を授かりもうして

比叡山阿闍梨で、千日回峰を何度も成し遂げたすごい人だけど、最後はガンで亡くなられた。闘病生活も踏まえて、人生って何なのか?が書かれてます。物事にはポジな面とネガな面の両方があると思えて、楽に生きたいならポジな面にフォーカスを当てて、必要以上に深刻にならないのが良いのではと思えるのでした。

QOLを高める工夫

  • 呼吸に気持ちを置く。(マインドフルネスのように、縮み〜、膨らみ〜とか心の中で言う。そうすることで、今、ここに意識を置く)
  • 姿勢を正す(無理に背中をまっすぐにしたりすると腰が痛くなるので、自分の場合はへそを縦に伸ばすイメージ(これはTVでやってたバレエからの拝借))と、自分にお猿さんのような長いしっぽが生えてるとして、しっぽを上に伸ばす感じ、肩甲骨まで伸びてそれが背中に当たるぐらいのイメージ
  • 丁寧な所作に気を配る(幸せは所作から始まる。。多分。。そうかも)
  • 面倒くさがらず細かい事もきっちりやる(ちゃんとかがむ(手を抜いて足でやらない)、結ぶべきはきっちり結ぶ、ゴミとかきれいに片づける(全然やってないけど))