yzb’s diary

仕事と禅と病気(ガンサバイバーです)

手術を終えてからの心境

手術を受けて入院している時は、痛かったり熱が出たりそれなりに大変だったけど、手術を終えた安堵の気持ちや、看護してくださる周りの人への感謝、治っていく自分の体の変化への喜び等でいろんな気づきがあった。その後、仕事にも戻り、ボチボチと調子を戻している。体が普通になるにつれ、良くも悪くも普段の精神状態に戻りつつある。
早期発見で摘出したので安心と思っていたけど、正しくは、前立腺ガンの場合10年ぐらい経過観察しないと完治したかどうかは分からないとのことらしい。摘出したからもう大丈夫というわけではなく、いつまた再発するか分からない。もし再発すると、今度の治療はかなり厄介と思われる。そう考えると、早期発見で幸運だったというのは正しいけど、摘出したから安心とは言えない。いつかまた再発するかもという心配と共に暮らしてゆくのかと思うとやはり気が晴れない。
だけど、、そこは考えようで、前立腺ガンは進行が緩やかで10年は大きな変化がないと思えば、10年は生きられると。その後のことは分からないけど、今回の手術で10年分の寿命は稼いだと考えよう。すると、、10年でやりたいこと、やるべきことを整理して、それをこなしてゆく。10年あればいろんなことができるだろう。今から10年後といえば、一旦定年を迎えて、再雇用で5年働いて、仕事も完全に終わるころだ(ゆる起業を除く)。お茶のお稽古も、いろいろあってそれなりに大変なのだが、めげずに続けることができればまずは10年という目標も達成可能である*1
気持ちの持ちようで再発の確率も変わるそうなので、、今の状況の捉え方一つで気持ちが変わるのなら、再発の事を考えて日々うつうつと暮らすのではなく、ひとまず10年は生きられると考え直して、無理ない範囲で前向きでありたいとは思う。
■追記
本当に調子がいい時というのは、物事を忘れている状態と思う。本当に健康なら健康の事を忘れているし、何かに没頭している時は我を忘れていると言う。だから、、健康が万全なら健康の事を忘れている。忘れている時が調子がいい時。。健康であること自体忘れてしまい健康の有難さに思いを寄せることもない。今後体調が万全になると自分も健康のありがたみを忘れてしまうのかもしれないけど、時々思い出して感謝しないといけない。。もっとも、再発していないか定期検診を一定周期で受けるので、その都度、生かされている自分というのを振り返るのだろうけど。
■追記
老死でなくなるのか、ガンでなくなるのか、自分の寿命はどれぐらいなのか、、それは分からいけど、、死ぬまで追いかけ続けたいのは、笑いと創造。前立腺取って神経も切れたのでエロ道は卒業

*1:今年で7年目に突入